親バカでグローバーオールのダッフルコート|メルカリ購入品
コートはもう要らないと思いながらも、きっかけがあるとついつい探してしまい購入してしまいます。今回は、ダッフルコートをメルカリで購入しました。
きっかけは些細なことですが、コムデギャルソンのダッフルコートを着てたんですが、生地が薄くなってて風が強い冬に着ると寒いんです。子供達2人はダッフルコートを着てて、真冬でもお揃いにしたいという親バカな気持ちです。
せっかくなら、ちゃんとしたのを買いたいのでインバーティア、モンゴメリー(チベット)、グローバーオールのウール100%が候補ですが、新品は手が出ないのでヤフオクやメルカリ、ラクマなどで探してました。ギャルソンの色が黒なので、赤色かオレンジでもいいかなと思いながら探しました。1ヶ月ちょい探して、サイズがピッタリのもので安いものがようやく見つかりました。
購入したのは、グローバーオールのグレーがかった黒のダッフルコートです。サイズはLサイズです。タグからすると90年代でしょうか。モデルは多分キングストンかなと思ってますが、ネットで調べるとポケットにフラップがなかったり、袖裏に裏地がないし、フードも一枚仕立てで、チンストもついてないし、キングストン以外にもウール100%のヘリンボーンのモデルがあるようで確定出来なかったです。売って下さった方も特に興味がないのでわからないとのことでした。
元々、ダッフルコートは元々海で漁業をする漁師のための服でした。17世紀後半頃からのようで、色は生成りだったみたいです。作業着になるので、染色などの手間をかけず羊の毛を洗ってそのまま服に仕立てたのでしょうか。その後、イギリスで第二次世界大戦時に着られるようになって、終戦後に大量に払い下げられたとのこです。
元々、ミリタリー好きなのでモンティのウール80%、ナイロン20%品でもよかったのですが、レプリカブランドで実物ではないので、今回はオリジナルにこだわってウール100%にしてみました。
厚手の一枚仕立ての生地になってます。ヘリンボーンなので、メルトン生地の方に比べて毛玉などもなく生地の痛みも少ないです。きっちりとボタンを上まで閉めて、フードをヒモで縛ってやれば、分厚い生地が風をシャットアウトしてくれるので暖かいです。雨や海水に当たることは少ないと思いますが、当時の漁師はこれを着て仕事をしていたので当たり前ですね。
生地はウールなのに、チクチクしておらず毛布に包まれてるような感覚です。
トグルは木製で、紐は麻紐です。この紐の素材が漁師からすると大事で、麻紐というより麻は水に濡れると強くなるので劣化する革紐より麻紐が必須です。トグルはおそらくどちらでもよかったはずです。
今回買えなかったから、またインバーティアかモンゴメリーが欲しくなるんだろうなあ…。ブランドの背景を知ると面白いですよね。